マンションの危険エリアとは

日本の子供の死因の大半が不慮の事故なのです。医療技術が進歩している現在では病気による死亡はかなり減ってきており、その反対に、自動車などの普及にともない交通事故での死亡や、溺水などによる事故での死亡が増加の傾向にあるのです。つまり、子供にとって事故は病気以上に生命を脅かす存在となっているのです。

乳幼児(2才以下)の場合、家庭内事故の割合が多くなっているのです。その原因としては、自宅で過ごす時間が多く、その分住まいの中で起こる事故の割合が多くなっているというわけなのです。そこで、事故は乳幼児などの子供に限らず誰にでも起こりえるものですので、有効な事故防止対策をとって未然に防ぐことが大切なのです。

住まいで特に事故が起こりやすい場所は、バルコニーや出窓、キッチン、浴室なのです。そこでこれらの危険エリアの事故防止対策を考えていきましょう。

まずバルコニーや出窓ですが、バルコニーや出窓で起こる事故といえば転落事故がほとんどです。このような場所にはたいてい手摺や柵がついているのが一般的です。特にマンションの場合、建築基準法により基準が定められているのです。建築基準法施行令第126条によれば「屋上広場または2階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さくまたは金網を設けなければならない」とあるのです。つまり、2階以上の部分のバルコニーには、高さ1.1m以上の手すりまたはさくをつけなければいけないことになっているのです。ただし、これはマンション及び3階建て以上の戸建て住宅に適用されますので、2階建て以下の一般的な戸建て住宅には適用されないのです。

では何故高さが1.1mなのでしょうか?手摺の高さですが、足がかりのない場合は床面から1.1m以上となっており、1.1mの高さは大人の重心よりやや高く、大人でも安心感を得られる高さなのです。子供の場合は80㎝と言う高さが一つの落下防止の目安になりますが、足がかりがある場合は、子供がそこによじ登る危険があるためその部分から80㎝以上の高さを必要とされているのです。

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