経年劣化による耐震性は?

分譲マンションなど鉄筋コンクリート造は、頑丈で強いというイメージがあると思うのですが、劣化が始まり、長い間それを放置しておくと耐震性を損なってしまい、耐久性にも影響を及ぼす可能性があるのです。地震に強いマンションであるためには、適切なメンテナンスが必要となってくるのです。

コンクリートの壁や柱、梁などに入る割れ目、裂け目をクラックまたはひび割れと言います。大きな地震にあった際に建物にクラックが入ることもありますが、大抵の場合は経年劣化によるクラックが多いのです。

表面に塗ったモルタルのクラック程度ならあまり問題はありませんが、コンクリートの内部にある鉄筋が露出するほど大きなクラックは、放っておくと耐震性に悪影響を与えるのです。地震によるもの経年劣化によるもののどちらが原因のクラックであろうが、適切な処置が必要となるのです。

クラックを放置しているとなぜ悪影響を与えるのでしょうか。それは、クラックから水が入り込むことで、中の鉄筋が錆びてきますので、建物本体の耐震性能を低下させてしまうのです。またクラックがあると建物の美観も損なう原因となるのです。

地震によって大きな力を受けた時に、柱にX型のクラックが入ることがありますが、これはせん断力が働いて発生したクラックなのです。柱にせん断破壊が起こると、建物が急激に倒壊あるいは崩壊する恐れが高くなりますので危険なのです。

経年劣化によるクラックは、一つの原因として不同沈下があるのです。不同沈下とは、建物が水平ではなく、傾きながら沈む現象をいい、建物に大きなダメージを与えるのです。

実際は、クラックを一つ一つ埋めていくという作業はとても大変で現実では無理です。またできたとしても跡が残りますので美観も損なわれます。

できれば小さなクラックの内に、コンクリート表面全体に塗装を行い補修しておく方が、手間や美観的に優れています。マンションの耐震性を維持するためにも、クラックや鉄筋の錆などの劣化にきちんと対処しておくことが大切なのです。

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